鹿児島紀行第二弾3

20240210

第3日目0206

「霧島温泉で“霧島”を」は飲酒運転を惹き起こす恐れ無きにしも非ずで却下。単純に霧島温泉に浸かる事を目的のドライブとしました。途中、霧島神宮(前回も訪れましたが、出発時間の関係で神社入口の階段を上がった所で引き返しています。)をお参りし、初めての事ですが御朱印帳を買い求め、御朱印を頂きました。今後の旅のお供になりそうです。

霧島温泉の中でも、評判の良いRに行く事にしました。神社から約30分です。急な上り坂を登ったところに特徴的な外観の宿があります。とても雰囲気の良い旅館です。立ち寄り湯もあり、600円です。

源泉掛け流しの湯は価値があります。高台の露天風呂からの錦江湾の景色は最高です。

第4日目0207

鹿児島割の申し込みが今日からで、今日から適用可能とのことで、二人して申込しました。7日泊、8日泊が割引対象となり二人合わせて24,000円が行政から補助されます。大変、ありがたい施策です。

薩摩半島南端の開聞岳山麓自然公園に行く事にしました。行きは、前回の指宿砂蒸し温泉までと同じルートを辿りました。公園にはトカラ馬(50頭くらい)が放牧されていて、すぐ近くまで寄ることが出来ます。広いところで放牧されている動物を見ることは、こちらの気持ちも安らぎます。

公園内で馬を見たり、3箇所の展望スポットから景色を楽しんだりした後は、お約束の温泉です。”開聞岳温泉”というストレートな名前の温泉が良さそうなので行ってみたら、これが大正解。300円。入口には係りの人はおらず、料金箱があるだけ。二人とも千円札しか持っていませんでしたが、女性が一人300円を料金箱に入れたので、家人が千円札を1枚出して料金箱に入れ、おつりを300円を取り、そう二人600円の処、700円支払ったという太っ腹。

脱衣場は地元の老人のみ。先客たちに軽く挨拶をして浴室に入ります。手前と奥の浴槽があり、掛湯で丹念にからだを洗ってから、まず手前の浴槽から入ります。

赤茶けた湯で浴槽の中が全く見えません。本来は熱い湯らしいのですが、後で分かった事でしたが、先客が熱い源泉の蛇口を止めていたらしく、丁度良い湯加減でした。浴槽に私一人でしたが、老人たちが一人また一人と加わり、狭い浴槽に私含めて4人。会話の端々からいずれも80代半ば。私が最年少。前回10月の鹿児島紀行で訪れた霧島温泉”西郷どんの湯”でもそうでしたが、70歳の私がぶっちぎりの最若手であることが殆どです。

地元の古老たちに多少の気を遣いながらの一言二言の言葉の遣り取りには、印象深いものがあります。鹿児島弁は方言の中でも非常に聞き取りが難しいと思います。おそらく周辺を山々で遮られているから鹿児島独特の言葉・イントネーションが今日に至るまで、そのままの形で残る事が可能だったのでしょう。この方言がいつまでも残ってほしいと思います。

この開聞岳温泉、最近の温泉の中ではベストだと思います。壁に貼り紙があって、”料金300円を維持し続ける為にご協力お願いします”と書かれてありましたので、ここで微力ながら宣伝させていただきます。読者の皆様、鹿児島旅行には開聞岳温泉を旅程に組み入れて下さい。

素晴らしい温泉を堪能し、満足した我々は、帰りは、来た道を戻るのではなく、そのまま海沿いの道を進んで、枕崎を経由して内陸を北上して、途中から海沿いの道を戻るルートを選択しました。

海沿いの道の途中に、白い、いい感じのカフェがあり、一服することにしました。店に入ると道路側に面して、靴を脱いで一段上がると板の間のテーブル席があり、ガラス戸越しに見える開聞岳全景が絶景の好立地。コーヒーとアイスクリーム、紅茶とケーキを注文。とても感じの良い、若い夫婦?が経営している店でした。カフェを出てクルマに乗り込む前に、開聞岳をバックに記念撮影。

20km弱走って、枕崎から国道34号線に入って北上します。途中、緩い山道を暫らく走ると突如、視界が開け、眼前に”マッドマックスの世界”が広がります。これには二人とも度肝を抜かれました。これほどの驚きの光景は滅多にありません。一度見ておかないと損。詳しい場所はここには記しませんが。

気を落ち着かせて、2,30分走ると知覧の武家屋敷があります。七つある屋敷は観覧時間が16時まででしたので、屋敷内には入らず、街並みを少し歩いただけでしたが、風情があって、とても良い雰囲気でした。私は、二度目でしたが、家人が言うように「(更に)もう一度」来ても良いと思いました。

18時半のホテル着。ラウンジで焼酎1杯(ストレートでロックグラスの縁迄並々と注ぐ自分がちょっとカッコ悪いかも)もう一つのグラスに炭酸水。しっかり食べて、飲んで(通常の焼酎ロック3杯分)酔って、大浴場に行くのも億劫で、部屋のシャワーで、今日もバタンキュー。

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