大規模修繕工事完了

20250126

本日26日、昨年8月からの半年間に亘るマンション大規模修繕工事が完了しました。昨日、現場責任者が我が家(マンションでも我が家と言って良いのでしょうか。我が部屋?)にやって来て、”今日で現場作業が終了し、明日、理事会様と修繕委員会様のチェックを受けて問題なしであれば正式に完了となります。これまで大変お世話になり、ありがとうございました。”とお礼の挨拶を述べてくれました。私たち二人も”よくやってくれてありがとうございました”と返しました。

彼は、まだ20代半ばですが、15歳からこの世界に入ったという10年選手で、今や現場監督の優秀な若者です。

大規模修繕に当たり、事前に彼らの作業の妨げとなる全ての物を撤去しておかねばなりません。ルーフ・バルコニーには3つの大きな植栽、ベランダには小さな倉庫が置いてあります。これらの移動をどうしたらよいかと思案して来ましたが、彼と彼の部下に1F中庭に設けた専用スペースまでへの移動をお願い出来て、高齢者としては大変助かりました。

仮にベンチプレス70kgにチャレンジしていた筋力のある7カ月前であっても、重い植木鉢を屈んで持ち上げる動作は腰をやられる恐れがあり、素人かつ高齢者である自分は手を出さない方が無難だと判断したに違いありません。ましてや、トレーニングから遠ざかって体力の落ちてしまった11月下旬では猶更でした。移動させる当日、私の出来たことは、持ち上げる二人の邪魔をせぬように植木鉢の底辺に手を添え僅かな協力をするくらいのものでした。

本来の仕事の範囲外の事をお願いする訳ですから、当然、気配り、心遣いが必要となります。家人は、暑いさなかには、ときどき、十数人の職人に冷たいドリンクを、何回かは、昼前に近くの美味いパン屋でカレーパンなどを現場責任者(不在のときには準ずる人)に差し入れておりました。また、我が家周りの作業をする数人には、気付けば、その都度、飲み物などを手渡ししていました。

特筆すべきは、ルーフ・バルコニーです。植栽、ウッド・デッキ、ウッド・パネル、テラコッタ・パネル等(5月に片付けてはいましたが)により傷んでいた床の表面を、通常業務レベル以上に、まるでウユニ塩湖の表面の如く、(仕上げ終わって初めて、夕方であたりが薄暗くなって、家の中から見たとき、表面が鏡面反射して空の雲が映っている風に思えて驚いた程)丁寧に仕上げてくれ、更に、作業チェックを求められ、当方が指摘した多くの箇所(極く微かな凸凹全て)も追加補修してくれました。

職人さんにしても“気は心”でペットボトル1本、菓子1個でも、嬉しい筈です。上記以外にも、幾つか業務外のことを自ら進んでやってくれていました。

マンション住まいで、大規模修繕を控えている高齢読者諸兄姉、職人さんへのちょっとした心遣いで、随分と熱の入り方が違って来ますよ。

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