20241027
10/20 時間通り11:30のTAXIに乗り込み、日曜日なのもあって、全くストレスなく、これまでの最短記録40分弱で第1ターミナルに到着。メーターは14,000円近かったのですが、支払いは、高速込みで、定額10,090円で済みました。都区内からTAXIで空港なら、定額TAXI、強くお奨めします。
さて、自動チェックイン、荷物(トランク2個)を預け、時間調整を兼ねて、2Fの吉野家で昼食を(空港内では初)摂ることにします。ライスの量は違えど、二人とも牛すき鍋膳(877円)です。これから飛行機!の気分が美味さに拍車を掛け、十二分に満足。同行者はそれほどでもなかった様子。
食べ終わって、時間的に十分な余裕をもって、このとき空いている手荷物検査場に向かいます。自宅を出てから、ここまで順調そのもの。穏やかな気分で、スマートフォンの二次元バーコードを読み取らせてゲートを通過しようとしたら、あにはからんや。全く予期せぬ事態が発生。赤いランプが灯り、ゲート入口で搭乗客の案内をしているJAL女性係員から、「お尋ねしたい件がありますので3番カウンターへ行かれて下さい」と呼び止められてしまいました。「お預けの荷物にリチウム電池らしきものが・・」とのことで、何のことやらと思った刹那、「あっ!携帯照明スタンド!」。そうです、以前の投稿で話題にした、図書館照度不足を補う目的で購入した携帯照明スタンドです。大変重宝していて、今回の旅行に初携行です。迂闊にもトランクに忍ばせてしまったという訳です。
指定された受付カウンターに赴き、経緯を話します。チェックインの際私達が預けた二つのトランクのうち、赤のトランク(商品名ズーカ。とても気に入っています。)の中に照明スタンドは入っています。いまは、カウンターの内側の床に容疑者の体で停め置かれている幾つかのトランクの中に赤のトランクは混じっています。
「あの赤いトランクです。」と指差し、持って来て貰って、カウンターの手前で、トランクのチャックを開き、携帯照明スタンドを引っ張り出します。それを手に取り、係の女性に、「充電式で、リチウム電池が内蔵されている。Amazonで買った。」と説明するも、「当該商品のワット数が規定以下でなければ、飛行機に載せることは出来ません。載せるためにはそれを確認する必要があります」とのこと。底部に貼らているシールに、商品名・仕様・注意事項等が記載されているに違いないのですが、擦れてしまっていて、判読不能です。どうやら、ワット数が分からなければ、JAL の空港カウンターで預かり、私たちが羽田に戻って来てから返還されるとのことです。
解決策はないものかと二人で思案します。いろいろトライして諦めかけた頃、家人がiPadで、Amazonプライムビデオを旅先で見ようと前日Amazonにログインしたばかりで、Amazonの購入履歴から商品写真を見つけ出しました。詳細な商品説明欄には、ワット数の表記があって、JALの担当者もそれを確認して事なきを得ることが出来た次第です。
教訓:充電式の携帯照明スタンドに限らず、電池を使用する電化製品を荷物に入れる場合、商品名と商品の仕様(ワット数)をスマートフォンや紙などに明記しておく必要があります。
やれやれと、照明スタンドは手荷物のバッグに容れて、手荷物検査場を通過します。
搭乗ゲートは結構、遠いところにあり、このところ、いつも利用する、自動運転車椅子ですが、誰かが使用していなければ、定位置に3台待機しているのですが、不思議なことに3台が3台とも「故障中」の貼り紙が貼られています。3台とも同時に故障する確率は天文学的に低い事を考えるとどうにも解せません。
仕方なく、動く歩道は、全部利用して、途中にある、クレジットカード保有者向けラウンジでコーヒーとトマトジュースで小休止。予想外のトラブルで、たっぷりあった筈の時間が、いつの間にか搭乗開始時刻が近づいているので、ゆっくりする間もなく、再び搭乗口に向かって歩き始めます。何事も余裕を持って早め早めに動けば、突発的トラブルが起きても時間的には間に合うことが、今回の件で身に沁みました。
いつものように搭乗前に洗面所で用を済ませ、歯を磨き、いざ、飛行機へ。3列シートの真ん中と窓側。飛行機は定刻に離陸し、着陸しました。
長崎空港から長崎駅まで空港バスで40分、1200円。車窓からの景色を楽しみながら長崎市内へ。
目的地の長崎駅前は、再開発されていて、随分と駅前が整備されています。宿泊する長崎マリオットホテルは、今年1月開業したばかりの新しいホテル。オープン間もない頃に予約を済ませましたが、いま、料金を検索してみるとそれなりに高くなっています。
ホテル料金はオープン直後は、宿泊料金は低めに設定されていることが一般的ですので、旅行に行くつもりならば、半年から1年近く先まで予約できますので、オープンして間もない頃に予約を済ませておくことが、ホテルに安く泊まれるコツだと思います。
さて、15時過ぎにチェックインを済ませ、12Fのエレベーターから近い部屋に入ります。とても感じの良い、寛げそうな部屋で気に入りました。
旅装を解き、いつものことですが、シャワーを浴びて、さっぱりして、腰に大判の白いバスタオルを巻き、うろうろし、ミネラルウオーターのキャップを捻り、一口飲んでから、白いタオル地のガウンに袖を通します。ベッドで小一時間、小休止。
夕食は、外出せず、13Fラウンジで済ませることにしました。旅先と宴席ではアルコール解禁というマイルールに従い、久々の晩酌です(家人に2杯まで!と釘を刺されているのが興冷めですが)。
1杯目は、オーソドックスにシャンパン。氷で冷えたボトル(未開栓ではないのが少々残念)からシャンパングラスに、見た目は美しくありませんが、今は量が大事とばかりに、なみなみと注ぎ、そ~っと席に戻ります。
長崎の1日目に乾杯(連れはペリエ)して、そっとグラスを唇に運びます。2か月半ぶりのアルコールです。チーズ、前菜をつまみとします。
続く2杯目にしてラストは、どれを選ぶか、ワイン、ウイスキー、日本酒?(アルコール度数の低いビールは論外)全く悩むことなく、選んだ酒は、地元むぎ焼酎”壱岐”です。ロンググラスに小ぶりの氷片3ケ(いつもは、氷をグラスの淵まで積み上げますが、いまは量が大事)を先ず落とし込み、グリーンボトルに入った透明の液体を上から注ぎます。意地汚く、これも口切いっぱい近くまで。
鶏の唐揚げ、アジフライで油っぽくなった口の中を焼酎でキレイに洗った後は、巨峰、梨、メロンのフルーツで健康的に仕上げます。
19:30に部屋に戻って、再度シャワーで気分転換後、8Fのジムでケーブルマシンとダンベルを使ってのトレーニング。”トリプル70″を目指す必要もなくなって、高負荷ではなく、高齢者に相応しい、ごくごく軽度のトレーニング。体力増強というより体調維持管理の趣が強いものとなりました。
30分で切り上げ、部屋に戻って、両脚も伸ばし切れる外寸180cmのロング湯船に浸かって、飛行機長距離移動、ジムトレーニングでこわばった体をほぐします。しっかり汗を掻いてアルコールを体から抜きます。風呂から上がってベッドでTVを見ながらいつの間にか眠りに付き、長崎初日を終えました。