70男の振る舞いを学びました

20231009

昨夕、録り貯めていた『マイ・インターン』(原題:The Intern)を観ました。物語の設定が、今の私と丁度同じの70歳(2015年当時、実年齢は、72歳くらいか)のロバート・デ・ニーロがとても魅力的でした。

スクリーンでは、いつも穏やか表情です。不機嫌な表情の高齢男性が偶に見かけますが、柔和な笑顔こそ、高齢男性が意識すべき点だと思います。

自意識過剰な脂ぎった動作とは無縁の、周囲の若い同僚たちにも親切的確なアドバイスをし、次第に彼よりも遥かに年若の女性ボスからも徐々に敬意を払われ頼りにされる存在となって行きます。

特筆すべきは、彼の自宅のクローゼットに吊るしてあるネクタイが整然と並ぶ様です。このシーンになったとき、隣に座っていた家人から「男はこうじゃなくっちゃ」との声が聞こえて来たような気がしました。

ボスから服装はカジュアルでいいと言われて、「これ(スーツとネクタイ)が落ち着きます」と応えたときは、我が意を得たり!と頷きました。

いまや、観る映画、観る映画に登場する主役の年齢が、自分より随分と若くなっている中、この作品は、高齢男性の振る舞いは、どうあるべきかを学ぶことの出来る数少ない貴重なものとなっています。

まだのご同輩、お奨めです。

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