鹿児島紀行9

20231216

第4日目

ここ数日のルーテインとなった、朝風呂、ジムでのトレーニング、再び朝風呂をこなし、9時にレストランで朝食を済ませ、昨日の若者が勧めてくれた鰻専門店Mに行くことにします。この日は、予定を立てていなかった二人にとって、将に渡りに舟でした。

4、50分の小ドライブで目的地に到着。時間は11時半。広い駐車場がクルマで埋まっています。僅かに空いていたスペースにクルマを停め、予約の紙に名前と人数を記入します。小一時間は待つなと覚悟して、昨日の若者が近くに一面紫のコスモスの原っぱがありますと事前に教えてくれていたので、再び車に乗って数百メートル戻ってコスモス畑で降りました。観光客が大勢いて、写真を撮ったり、散策ししています。私たちも何枚か写真を撮り、畑の中を歩いて時間を過ごします。

20分程度で再び鰻店に戻り、待合席で待つことにしました。思っていたよりもスムーズに客の入店が進み、20分位でカウンターに座ることが出来ました。鰻丼が、3,800円だったと思います。

ボリューム満点、太い鰻が一面、ご飯を覆っています。とてもうまいと感じつつも、高齢者には、脂が少々持て余し気味で、若い人(5,60代以下?)に相応しいのではないかと思った次第。家族経営と思われる店で、大将と倅、奥方と娘?妹?がそれぞれ自分の仕事をしています。息子に指示している大将に風格が滲んでいます。

この年齢になって、家族経営の店はいいなあと思うようになりました。あの若い息子は、いずれ、父親の跡を継ぎ、店を維持発展するという夢を持てます。益々のご繁盛をと秘かにエールを送り、クルマで市内に戻ります。

このままホテルに戻るのは勿体ないので、市内の城山公園に向かいました。城山は西南戦争の最後の激戦地であり、地元の英雄、西郷隆盛終焉の地でもあります。広い駐車場に停めて、桜島や錦江湾、鹿児島市街を一望できる展望エリアまで数百メートル、緩い登坂を歩きます。城山公園は、温帯、亜熱帯の植物が自生していて、いかにも南国の雰囲気です。上には、コイン式双眼鏡が3台、ベンチも有って、景色を堪能出来ます。この日は、観光客が多く、ベンチに長居は出来ませんでした。売店で鹿児島名物のアイスしろくまを齧りながら、高さ3m位のところに西郷隆盛と親交のあった攘夷派志士、平野國臣の”我が胸の燃ゆる思ひにくらぶれば煙は薄し桜島山”の歌詞を記した銘木が掲げられてありました。

ホテルに戻って、ラウンジ、ジム、風呂を済ませ、この日も早く就寝。

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