年賀状仕舞い

20231128

そろそろ年賀状を意識する季節となりましたが、私は、今年7月に70歳・古稀となりましたので、節目として、いいタイミングだなと思い、「年賀状仕舞い」をすることにします。

毎年、年賀状を交わしている人たちを対象としますが、私より年長者にはどうしたものだろうかとここ暫らく思案しておりました。今年の正月、卒寿(90歳)を迎えた方から、”年賀状は今年限り” とのご挨拶を頂戴していたことなども参考にして、対象者を70代までとすることとしました。

70になったら、やめようと数年前から考えていましたが、いざ、書こうとすると文面をどうするか結構迷いました。あれもこれも書き記そうとすると限られたはがきスペースには到底納まり切りません。家人に見せると「笑いを取ろうとか、記憶に残して貰おうとか、目立とうとかしないで、大人らしく簡潔に記すべき」とのアドバイスを受け、渋々、当初の文案を引き下げ、「無味乾燥」な普通の文面となってしまいました。(それでも推敲を重ねた結果、結構、満足しています。)

何となく、街の印刷屋さんに発注するのだろうなと考えていて、最寄り駅周辺の印刷を請け負う店を幾つかインターネットで探ってみましたが、これぞという処を見つけられず、(探索方法が悪かったんだと思います)。やむなく、常時利用している、(家にはプリンターがありません。というより、置きません。以前、購入した未開封未使用のプリンターをオークションサイトで売却処分しています。)コンビニSの「Nプリント」ではがき印刷も可能だということに気付き、試験印刷をしてみることに。

刷り上がった見本は、余りにも文字が小さかったので、文字サイズを拡大、行間を狭く、余白を狭く、語句を削り・言い換え等々の調整を4度繰り返し、最終版が完成しました。この間、家とコンビニの往復ですが、ついでの時にしか行かなかった為、2日間を要しました。

使用するハガキは通常はがきにしました。捨てずに取って置いた未使用の旧い年賀状を、別の日に郵便局で通常はがきに換えて貰いました。知らなかったことですが、てっきり、1枚当たり5円の手数料を支払うのだと思っていましたが、郵便局の窓口では、

交換する旧い年賀ハガキ(63円の場合)の枚数X(63-5)÷63=手に入る通常ハガキの枚数

の計算式で、端数が出る場合は、お金(1円~62円の可能性が考えられる)を追加して、解を整数として交換に応じてくれます。

研修見習の若い職員が1枚1枚、数えています。ベテラン職員が脇でそれを見ています。ときどき若手がベテランに尋ねたりしていました。私は窓口を離れ、局内に貼ってあるポスター・チラシ類を眺めます。5分位だったと思いますが、上記の計算式から必要な小銭を追加して、現行通常はがきを手にすることが出来ました。

翌日、Sの複合機でおそるおそる、はがき1枚を試し刷りします。機械操作は難しくありません。指定されたトレイを引き、コンビニ備え付きのはがき用紙(単なるはがき様の用紙)を取り出し、右30cmの臨時格納スペースに収め、空いたスペースに通常はがきを向きと裏表を間違えないようにして、納め、トレイを元に戻します。

あとは、いつものように画面の指示に従ってボタン操作と料金(20円)投入です。刷り上がりはパーフェクトでしたので、持ってきた通常はがきを全部印刷することにしました。

それが、一昨日の事です。昨日は、一枚一枚宛名を小筆ペン(使い易く気に入りました)で丁寧に書き{結局、年賀状の宛名は、生涯手書きとなりました。(裏面は別ですが)}ました。裏面には一言、二言、ボールペン(望むらくはペンなのでしょうが、手元に見当たりません)で記します。われながら悪筆だなと呆れ、そういえば、上述の卒寿翁は達筆な毛筆だったななどと思い出し、落ち着いたら書道教室に通おうかと思ったりしました。

いよいよ、本日、投函です。

高齢者諸兄姉に年賀状仕舞いをお奨めできるかどうかは、何年か経ってみないと分かりません。また季節が来たら、そのときの想いを記すことにします。

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