実家売却引き渡し1

20231117

本日11/17、10時から長期に亘った実家売却作業の最終点である引き渡しです。雨の降りしきる中、早朝、東京から実家に到着し、家内外、敷地の最終チェック、何枚か写真を撮り、クリーンセンターに最後に持ち込む物(掃除機、カーテン、段ボール等々)をクルマの荷室に載せ、ラストになった隣人K氏に挨拶をし、菓子折り他を受け取らせ、9時に築37年の実家のこれが最後になる訳ですが、玄関に鍵を掛け、別れを告げます。もう、家に入ることが出来ないと思うと少し淋しい気持ちになります。家の周りを一回りして、これから向かうは、手続きが行われる地元巨大ショッピングモールの中にあるI銀行です。

9時30分到着。モールは10時開店。開店と同時に早足でI銀行を目指し、短針が1分を指す前に、銀行入口に辿り着き、待機していた不動産業者・銀行員に、店舗奥の会議室に案内されると、そこには既に司法書士事務所の司法書士先生とその補助者の二人と買い手代理人一人が席に座っています。挨拶を済ませ、司法書士に、印鑑登録証、実印、権利証(登記簿謄本)を渡し、委任状に署名捺印(実印)を求められます。委任状には、準備の良いことに、私の住所が打ち込まれています。私は、署名、押印するのみでした。

私が、署名押印する間も、司法書士先生は、私が手渡した資料を仔細にチェックしています。幾つか印鑑を押さなければならない箇所があって、私の了承を得て印鑑を預り、ぎゅっ、ぎゅっと押しています。大きな金額が動く不動産の登記を扱う仕事ですので、ひとつのミスも許されません。大変、気を遣う仕事に違いなく、到底、私には、たとえ資格があったとしても務まりそうにありません。

ややあって、買主が現れ、司法書士が買主とやるべきこと確認すべきことを済ませ、これで登記に必要な全てが揃ったことを確認し、不動産業者(法律的には宅地建物取引業者と表記します。)と二言三言交わしてから、所有権移転の登記をするため法務局に向かいます。補助者は残ります。私から、買主に家のパンフレット(昨晩、開いてみて、なんと魅力的な分譲地だったのだろうと、今更ながら、気付きました)・図面、地区会の資料、NTT電柱使用料の清算金を渡し、I銀行から買主に家の代金が振り込まれ、買主が私のY銀行の口座に振り込み、私が、I銀行から30mのY銀行ATMで記帳入金確認をしてすぐ銀行会議室に戻り、キーホルダーに通した家の玄関の鍵3本、勝手口の鍵1本を渡し、不動産業者のM氏が領収書類を売主(私)、買主に手渡します。

売主、買主とも、何一つ支障なく物事が進み、不動産業者M氏が、「これで全てが完了しました。ありがとうございました」との発言があり、当方も礼を述べ、相手もお辞儀をし、I銀行を後にしました。この間、1時間弱。

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