三十年振りの『寅さん』

20230305

つい1時間前にNHKで放映された『男はつらいよ 噂の寅次郎』を見終えました。初めから終わりまで、ちゃんと鑑賞したのは三十年位ぶりです。

友人の一人は、「頭が疲れたとき、録り貯めた寅さんビデオを何も考えずに見る」とか、別の友人は、TV放映されていた時期「毎週土曜の夜、BS東京で寅さん映画を欠かさず見ている」とか、ファンが多い事は知っていましたが、私は、いま一つその気にならず、敬遠して来ました。リアルタイムで映画館で上映されていたのをよく覚えていますが、結局、ただの一度も映画館に足を運んだことはありませんでした。主役が没した後は、なぜか、「寅さん映画を悪し様に言うことは憚られる」雰囲気もあったように記憶しています。

今日の昼、たまたまNHKBSを見ていて、プレミアムシネマの時間になり「寅さん」の映像が流れて来て、なんとなく見始め、途中から「そうだ、最後まで見てみようと」と心を決め、見続けることにして、先ほど、無事、見終えた訳です。

批判的に見ようとするとツッコミ処満載ですが、楽しもうとして見るならば、これはこれでとても楽しい映画だと、今更ながら気付きました。とりわけ4,50年前の(この回は1978年制作ですから、今から46年前になります)日本の各地の懐かしい風景が見られる事も魅力だと思いました。

今回のマドンナ大原麗子は、とてもチャーミングで寅さんの反応も無理はないなと共感した次第です。

調べてみると、彼女は、もう一回マドンナ役で出演しているようですので、是非、見てみたいと思っています。他の回のマドンナにも魅力的な女優さんが出演していますので、機会が有ればと。

”寅さん”が好きでなかった方、一作、ご覧になると新発見があるかもしれませんよ。

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