ふうぅぅ~

20240528

一昨日26日は、2回目となるFP1級試験日でした。会場は、神田ベルサール。バス・都営地下鉄を乗り継いで行こうとすると、疲れてしまいそうなので、バスに乗り、JR駅から中央線で神田駅北口下車。会場までの途中にベローチェがあったので、集合時間まで40分(予定では1時間前でしたが、乗り過ごして東京駅まで行ってしまったことは想定外でした)でしたが、ホットコーヒーで覚醒しました。

会場の1Fでは、数十人がエレベータを待っています。学生らしき人達も多く私は、ぶっちぎりで最年長です。外出時に家人が”帽子は?”と喚起してくれたお陰で被っている鍔5cmのベージュの登山帽子が、丸刈り(スポーツ刈りをした1週間後に丸刈りにしました。これに関しては、別途、投稿するつもりです)を隠すことになって、不必要に高齢であることを強調せずに済みました。とはいえ、周りからは”ああはなりたくない”と思われていたに違いありません。

9時40分集合。係官の説明が始まります。ここでも想定外がひとつ。水分補給として各自ペットボトル1本を机上に置くことを許されていますが、私が持参したアルミボトルはペットボトルではないとしてカバンの中に収めるよう男性係官から指示されました。素直に従い、ひと口飲んでから鞄(紺色のリュックサック)へ。別の年嵩の男性係官が気の毒に思ったらしく、試験会場となっている会議室を出れば自動販売機があると教えて呉れました。礼を述べ、水分補給は既に十分、購入はしませんでした。

午前の基礎編は10:00~12:30。前回は全く時間が足りませんでしたが、今回は、少し見直しの時間がありました。この試験は重箱の隅の隅を問う問題が多いため、受検回数を重ねたとしても、受かる確率が高まるとも思えません。四者択一なので、50問全問解答しましたが、正答率は?です。

途中退出可能となる開始1時間で多くの人が退出しました。「今回はギブアップ」の人たちでしょう。

12:35頃、会場近くのベローチェ(朝のベローチェとは違う店。1日2度は、勤めていた時には、あったような気もしますが、4時間のうちに2度は、今回が初めて)に行き、注文を一度で覚えきれなかった新人らしき(間違いなく孫世代)チャーミングな女子店員からサンドイッチ2種とホットコーヒーを受け取り、腹ごしらえ。最後の悪足掻きにテキストに目を通します。周囲は受検生だらけ。13:10に件の女子店員から笑みを湛えた無言のエールを背に受けて、再び戦場に向かいます。

午後の応用編は13:30~16:00。成人して以降、最も消しゴムを使った日となりました。書いては消し、書いては消しの繰り返しの悪戦苦闘です。過去問で解いた事のある問題でも、本番となると話は違います。タイムアップとなり、あと3秒で解答欄に数字を書き込むところで、係官の手が走らせていた鉛筆の動きを止めます。計算過程に解答の数字は、導き出していたので、回答欄が空白でも部分点は貰えそうです。

前回は、箸にも棒にも掛かりませんでしたが、今回は、手応えはありました。今回、受かっても落ちても筆記試験の勉強を再びすることはないだろうと今は思っています。受かった場合は、数か月後に控える実技試験に臨むことになり、その勉強はしなければなりません。その日の夜、著名な勉強サイトの有料会員(月額980円)を退会しました。もう一つの勉強サイト(月額4,980円)は、課金時期の関係で1週間前に退会済みです。

これを書きながら、ふと、中国の試験制度”科挙”に思いを馳せました。官僚登用試験で、全国の俊才が試験に臨み、余りの難関の為、受検を重ね続けた結果、老人となっても受験を続ける人たちがいることを、学生時代に中公新書 宮崎定一著『科挙』(名著)で知り、その後『蒼穹の昴』(名著)浅田次郎著で、科挙についてのダイナミックな描写に圧倒されました。

”年齢的には、老人となった科挙受験生と伍するものがあるな”と妙な自覚を持った処です。

やり切った満足感に浸りながら、帰路は、都営地下鉄途中下車、伊勢丹で夕飯用の弁当を買い、新宿西口バス乗り場から乗車。バス停降りて、コンビニで缶ビール(プレミアム500ml)とカップ酒を購入。

シャワーでさっぱりして、久し振りのアルコールで、弁当を平らげました。

高齢者の資格勉強は、時間投下効率で判断したらあり得ませんが、勉強すること自体を楽しめるのならば、大いにアリだと思います。

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